コウモリ駆除 即対応が必要

コウモリの糞尿による被害を具体的にあげてみます。外壁や棟木、天井板などにシミや汚れがみられたり、侵入箇所の出入り口が黒ずむ変色がみられたり、糞尿による異臭(梅雨時などに特に強く感じる)や寄生ダニ(カズキダニ)による吸血などの被害、また、アレルギーなど健康への被害に結びつくことが場合にはあります。
コウモリは気密性に優れた現代住宅でも、わずかな隙間をぬって天井裏などに侵入することが出来ます。
さて、コウモリは鳥獣保護法により保護の対象となっていることは知っていますか?したがって、コウモリ駆除が出来ないことになっています。基本的には、コウモリの性質を利用して棲家から追い出し、再侵入させない工夫を試すしかないのです。
実際にどう対処すれば良いでしょうか。天井裏や倉庫に侵入しているコウモリには、まず忌避剤などを使用して追い出しましょう。コウモリが追い出されたことを確認してから、コウモリの出入り口や侵入口である隙間を一つずつパテや金網などで穴を埋めてブロックします。ただし、忌避剤の効果はニオイによる追い出しのため、長期間は持続しません。そのために出入り口をふさがなくてはならないのです。
またコウモリは、夕暮れから夜間にかけて外に出て行くことが多いので、特にこの時間帯に作業するとよいでしょう。ただし、繁殖時期である7月~8月は追い払うことが困難になるためで、この時期は避けてください。コウモリ退治は非常に難しいので、困った場合は害虫・害獣駆除業者へ相談するのがベストです。