日本に生息する唯一のジャコウネコ科の動物がハクビシンです。
額から鼻にかけて白い線があるのが特徴で、他にも頬や耳の下あたりが白くなっています。
主に東南アジアから中国を中心に生息し、体長は約50cm、尾の長さは約40cm、体重は2?3kg程度で、オスのほうがメスよりひと回り大きくなっています。
糖度の高い果実を好むことから、果樹園の被害が多いのですが、生ゴミなどのエサを求めて郊外に現れるようになりました。
では、ハクビシンをどうやって退治したらよいのでしょうか。
まずは捕獲器で捕獲することです。ハクビシンは鳥獣保護法で保護されていますが、農作物や生活被害を発生させている個体に限り、自治体の許可を受けたうえで捕獲出来ます。詳細は自治体に問い合わせましょう。
続いて、ニオイの出る忌避剤で追い払います。ニオイの出る害獣用(イノシシ・イタチ・ノライヌ・ノラネコなど)忌避剤が代用で可能です。害虫駆除用のくん煙剤も追い出し効果の期待が出来ます。
また、フェンスで侵入を防ぐことも大事です。フェンスの下をくぐられる場合は、ネットを地面に張って防止ししましょう。フェンスを設置する場合は、電気柵を併用するとより効果的になります。
ハクビシンの何でも登る特徴を利用して、フェンスの上に登ると電線が当たるように設置するとよいでしょう。
また、電気柵をフェンスの10cm程手前に、高さ10?15cm程の位置に電線を引くと、隙間を探すためにフェンスの手前で止まったハクビシンに電線が当たりやすくなるようです。