【難易度別】自力でネズミを駆除する方法
自力でネズミを駆除する場合、いくつかの方法が考えられます。いずれの方法もメリットがある一方でデメリットや注意点があるため、実践するかどうかは慎重に判断しましょう。
ここではネズミを自力で駆除できる6つの方法について、難易度の低いものから解説します。
忌避剤【難易度★】
手軽に試せるアイテムが、忌避剤です。名前の通りネズミが嫌がるニオイを出すアイテムで、寄せ付けないことを目的としています。市販の忌避剤はスプレータイプや燻煙(くんえん)タイプ、設置タイプがあり、ホームセンターやネットショップなどで購入できます。
忌避剤を使用するときの注意点は、一時的な効果しか期待できないことです。忌避剤をまいたり設置したりした場所にネズミが近寄らなくなるのみで、完全な駆除はできません。
巣にいるネズミや繁殖中の個体には効きにくく、駆除したい場合は他の方法との併用がおすすめです。毒餌と併用するときは忌避成分が食いつきに影響する場合があるため、十分な距離を置きましょう。
超音波器【難易度★】
忌避剤は、商品によってはニオイが気になることがあります。ニオイに敏感な方には、超音波器による撃退がおすすめです。
専用の装置を設置して、ネズミの嫌がる超音波で侵入を防ぐ仕組みです。電池式の商品もあり、簡単に設置できます。
超音波器を使用するときの注意点は、即効性は期待できないことです。ネズミにとって不快に感じる空間をつくることで侵入を防いだり棲みにくくしたりする機器のため、ある程度の継続的な設置を前提とします。
ただし、長期使用はネズミが慣れてしまうおそれもあり、効果が限定的となります。
効果の特性上、家具や壁といった超音波が遮られやすい場所では効果が弱まる点も理解しておきましょう。
ネズミ駆除で使用されている超音波の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
「ネズミの駆除に超音波は有効?超音波の効果とネズミを追い出す方法を解説! 」
粘着シート【難易度★★】
粘着剤が塗られた専用シートを、ネズミの通り道や巣穴の近くに設置する方法です。侵入しているネズミを捕獲できる上、コストも安価で済みます。ネズミは人の気配がない時間帯に活動するため、外出前や就寝前の設置がおすすめです。
注意点は、汚れや湿気で効果が落ちやすいことです。複数枚を隙間なく設置すると捕獲しやすくなります。
粘着シートは手軽に利用できるものの、捕獲後は処理に手間がかかるほか、精神的抵抗を覚える方も多いため、難易度は高いといえます。
捕獲器【難易度★★】
ネズミを餌でおびき寄せて、専用の捕獲器で捕まえる仕組みです。大きく分けて生け捕り用と殺処分用の2タイプがあり、ばね式、かご罠など複数種類の捕獲器があります。
餌はチーズやソーセージなど、人間の食べ物で構いません。手法としては簡単なものの、設置位置やネズミの食いつきに合わせた餌選びなどの工夫が必要なため、慣れるまでに時間がかかります。
注意点は、捕獲後の処分対応が必要なことです。回収時は衛生面にも注意しなくてはなりません。
毒餌(殺鼠剤)【難易度★★★】
毒入りの餌をネズミに食べさせて駆除する方法です。市販の毒餌を使用するほか、殺鼠剤を餌に混ぜ込んで自作する方法があります。
餌を食べたネズミが徐々に減っていく仕組みのため、効果が出るまで数日間かかります。設置したら、餌が減っているかどうか定期的に確認しましょう。
注意点は、子どもやペットがいる家庭では誤食のリスクが高いことです。毒餌の設置場所や取り扱いには十分に注意しましょう。
また、死骸が見えない場所で発生することがあり、腐敗臭に悩まされる場合もあります。
毒餌についての注意点は、以下の記事でも詳しく解説しています。
「ネズミ駆除の毒餌にはデメリットあり!確実な駆除ならプロに相談を」
自力でネズミ駆除するのは危険?その理由は
やろうと思えば、自力でのネズミ駆除は可能です。しかし、以下の理由で危険が伴うため、安易に行うのはおすすめしません。
・高所・狭所での作業が多い
・潜んでいるネズミを見逃すおそれがある
・素人の対策では再発リスクが高い
・ネズミが病原菌を媒介することがある
ネズミ駆除は、天井裏や床下といった高所・狭所での作業がほとんどです。慣れていない人sが行うと、落下や転倒の危険が高くなります。
プロと素人の大きな違いは、知識と経験の豊富さです。プロであれば、見えにくい場所で繁殖しているネズミも知識と経験を活かして確認・対策できるため、駆除の抜け漏れを避けられます。適切な駆除や処理を行わなければ被害が拡大したり、再発したりします。
最も注意すべきポイントが、ネズミの媒介する病原菌です。噛まれたり触れたりして感染症にかかるおそれがあります。
ネズミが媒介する病原菌の恐ろしさについては、以下の記事で解説しています。
「ネズミが媒介する病気とは?感染を防ぐ方法を紹介」
ネズミ駆除は業者依頼がおすすめ
ネズミ駆除は、専門の業者に依頼することをおすすめします。自力でできる方法があるとはいえ、死骸の処理や衛生問題などデメリットも少なくありません。無理をせず、プロの力を借りましょう。
ネズミ駆除をプロの業者に任せると、3つのメリットがあります。
メリット1|建物や被害状況に適した施工方法を提案
プロに依頼すると、数々の現場で培われたノウハウによって専門的な点検や駆除ができます。侵入口や巣の場所を特定して、建物の構造や被害状況に合わせた施工で根本的な駆除をしてくれます。
建物によって、ネズミの侵入口はさまざまです。構造を理解した上で効果的な物理的封鎖、薬剤散布を行う必要があります。経験や知識が豊富な業者なら、素人が見落としやすい場所も抜け漏れなく対処してくれます。
メリット2|心理的な負担が軽減できる
自力でネズミ駆除をせずに済むため、心理的な負担が軽減できます。害獣駆除の大変なところは、捕獲や駆除した動物の死骸を目撃・処理しなくてはならないことです。ネズミが苦手ではない方でも、死骸を見たり捨てたりする行為は、ストレスが溜まります。
プロに駆除を依頼すれば、ネズミの死骸を目撃・処理する必要がありません。建物の状態を確認して駆除の計画から実施、処理まですべてを一任でき、精神的な負担から解放されます。
メリット3|アフターフォローが充実している
専門の業者は、アフターフォローにも力を入れています。例えば駆除後は再発防止のための点検・メンテナンスが受けられるほか、万が一被害が生じたときのために保証付きサービスを提供している業者もあります。
自力で駆除した場合、再発したときの保証が存在しません。そもそも再発を防ぐための方法もレクチャーしてもらえないため、業者に依頼した場合と比べると再びネズミの被害が生じるリスクは高くなります。
駆除後も継続的な安心感を得たいなら、業者への依頼がおすすめです。
ネズミ駆除なら防除研究所にお任せください
ネズミ駆除は、プロの業者へ依頼したほうが再発防止にもつながります。年間約3,000件の施工実績を誇る防除研究所にお任せください。
防除研究所は豊富な経験にもとづき、建物の構造や被害状況に合った対応を行います。お客様にご納得・ご安心いただけるように以下の対応を行っております。
・ネズミの侵入経路の特定を明確化
・予算や建物特性も考慮した最適な施工を提案
・駆除後には写真・動画による効果測定の報告
・最長5年間の保証付き
当社オリジナルの道具も活用して駆除を行い、施工後の再発防止にも力を入れております。万が一再発したときは、追加料金の発生しない再施工もご依頼いただける、最大5年間の保証付きです。
自力での対処が難しい、駆除しきれなかったネズミがいるというときは、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
ネズミは、市販の殺鼠剤や粘着シートなどを利用して自力で駆除する方法もあります。ただし適切な方法で使用しなければアイテムの効果が半減したり、死骸の処理に手間取ったりと、自力ならではのデメリットも複数考えられます。
効果的にネズミを駆除したいなら、プロへの相談がおすすめです。豊富な知識と経験にもとづき、再発リスクを抑えた駆除をしてくれます。
ネズミ駆除の実績が豊富な防除研究所に、ぜひお任せください。