イタチ駆除は自分でできる?効果的な追い出し方法と再侵入を防ぐコツ

自宅にイタチが棲みつくと、夜中に物音がしたり、悪臭が漂ったりと、日常生活に支障をきたします。放置すると、さらに被害が広がる可能性もあるため、早めに対処することが重要です。今回は、イタチを自分で追い出すための具体的な方法や、再侵入を防ぐコツについて紹介します。


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イタチを自分で追い出す具体的な方法

自宅の天井裏や物置に棲みついたイタチは、騒音や悪臭の原因となり、放置すると大きな被害につながります。ここでは、自分でできる具体的な追い出し方法について解説します。

【方法1】燻煙剤を設置する

燻煙剤を使えば、煙や成分によってイタチを追い出すことが可能です。市販の燻煙剤は比較的手軽に購入でき、広範囲に効果を及ぼせるため、初めて試す人にも適しています。

ただし、燻煙剤は一時的にイタチを追い払う効果しかなく、再び侵入してくる可能性があります。

そのため、燻煙剤を使用した後は、イタチの出入り口を塞ぐなどの再発防止策を必ず行うことが重要です。

【方法2】イタチの嫌いなニオイで追い出す

木酢液やハッカ油といった強いニオイを利用して、イタチを遠ざける方法も有効です。これらのニオイはイタチが苦手とするため、巣をつくった場所や通り道に散布することで居心地を悪くできます。

コストが低く簡単に始められる反面、ニオイは時間とともに薄れるため、効果を持続させるには定期的な散布が必要です。

【方法3】超音波を使う

イタチが不快に感じる周波数の超音波を発して追い出す機器を設置する方法もあります。人間には聞こえず、ペットにも影響が少ないため、安全性が高いのが特徴です。

ただし、すべての個体に効果があるわけではなく、イタチの慣れや設置環境によっては効き目が薄いこともあるため、ほかの方法と併用するのがおすすめです。

【方法4】強い光を当てる

イタチは暗い場所を好むため、明るい環境をつくることで居づらくさせることができます。LEDライトや人感センサー付きライトを設置すれば、イタチが近づいたときに光を当てて驚かせることが可能です。

特に天井裏や物置などは普段暗い場所のため、光を導入するだけでも大きな効果が期待できます。

【方法5】捕獲をする※条件付き

最後の手段として、捕獲器を使って直接イタチを捕まえる方法があります。しかし、イタチは「鳥獣保護法」で守られているため、無許可での捕獲は違法となります。捕獲を検討する場合は、必ず自治体に相談し、許可を得てから実施することが必要です。

許可が下りても、捕獲後の対応や処分には専門的な知識が求められるため、業者に依頼するのが現実的なケースが多いでしょう。

自宅にイタチを寄せ付けないためのコツ

イタチは一度住みつくと追い出すのが大変な害獣です。日頃から「寄せ付けない環境づくり」を意識することで、被害を未然に防ぐことができます。ここでは、自宅をイタチから守るための具体的なコツを紹介します。

侵入経路を塞ぐ

イタチは非常に柔軟で、わずか3~4cm程度の隙間からでも侵入できます。そのため、屋根裏や床下、通気口などの小さな穴や隙間を徹底的に塞ぐことが重要です。

侵入口の対策には、金網やパンチングメタルなどの頑丈な資材を使うのが効果的です。

発泡スチロールや薄い板材など簡易的な素材ではイタチがかじって突破してしまうおそれがあるため、耐久性のある素材を選びましょう。

エサとなるものを置かない

イタチは雑食性で、生ごみ、ペットフード、農作物、果物などを求めて行動します。これらを屋外に放置していると、イタチを引き寄せる原因になってしまいます。

ゴミは必ずフタ付きの容器に入れ、収集日までしっかり管理しましょう。

また、庭に落ちた果実や収穫後の作物を放置せず、こまめに片付けることも大切です。食べ物の匂いを断つことで、イタチを寄せ付けにくい環境を整えられます。

自力でイタチ駆除をするのは難しい?その理由は

「できれば自分でイタチを追い出したい」と考える人も少なくありません。しかし実際には、自力での駆除は思った以上に難しく、リスクを伴う行為です。

ここでは、その主な理由を解説します。

再発する可能性がある

自力で駆除を試みても、侵入経路を完全に塞がなければイタチは再び戻ってきます。特に繁殖期には子育てのために執着が強くなり、追い出しても再侵入するケースが多いです。

また、イタチは縄張り意識が強く、一度棲みついた場所に戻ろうとする習性があります。そのため、根本的な対策を行わない限り被害が繰り返されやすいのです。

被害が悪化するおそれがある

駆除に失敗すると、イタチが驚いて暴れ、天井裏や壁をさらに破壊することがあります。配線をかじられたり断熱材を荒らされたりと、被害が拡大するリスクが高まります。

また、駆除のタイミングを誤ると糞尿が増え、強烈なニオイやシミが発生して生活環境が悪化します。

特に天井裏で長期間放置すると、建材そのものを交換しなければならないほど被害が広がることもあるのです。

ケガや病気のリスクがある

イタチは野生動物であり、追い詰められると鋭い歯や爪で攻撃してくることがあります。噛まれると大きなケガにつながるだけでなく、細菌感染の危険性も無視できません。

さらに、イタチはノミやダニなどの寄生虫を媒介するほか、感染症を持っている場合もあります。無防備な状態で接触すれば、健康被害を受けるリスクが高まります。

費用が予想よりもかかるケースがある

「業者に頼むより安い」と思って自力駆除を選んでも、実際には道具や燻煙剤、忌避剤などを揃えると意外に高額になる場合があります。

さらに、追い出しが不十分で被害が広がれば、家屋の修繕費や追加の駆除費用が必要となり、結果的に業者に依頼するよりも費用がかさんでしまうことも少なくありません。

イタチを駆除するなら防除研究所にご相談ください

イタチの駆除は専門的な知識と技術が必要です。自力での対応が難しい場合は、信頼できる業者に依頼することをおすすめします。防除研究所は、イタチ駆除に関する豊富な経験と実績を持つ専門業者です。

防除研究所では、以下のようなサービスを提供しています。

・侵入経路の特定と最適な施工提案
お客様のご予算や建物の特性に合わせて、最適な駆除方法を提案します。侵入経路を正確に特定し、再発を防ぐための対策を講じます。

・施工後の効果測定と報告
施工後には、写真や動画を用いて効果を測定し、報告を行います。これにより、実際の駆除効果が視覚的に確認できます。

・最長5年間の保証
防除研究所では、施工後最長5年間の保証がついています。万が一、再発した場合でも追加料金が発生しないため、安心して任せることができます。

以下は、実際に防除研究所が対応した駆除の事例です。

■被害状況

屋根裏から物音が聞こえ、糞尿のシミが見られるようになった。夜中には天井裏を動物が走り回る音で目が覚めることもある。

■施工内容

屋根裏にカメラを設置し、動物の特定、侵入経路、被害状況を確認。その後、イタチを捕獲し、消毒と侵入経路の封鎖を実施。

「屋根裏から物音が聞こえ、天井にシミも現れているため、一度確認してほしい」とのご依頼を受けて調査を行いました。カメラを使用した入念な調査の結果、イタチが侵入していることが判明しました。

イタチの習性に合わせて捕獲器を設置し、無事に捕獲した後、被害箇所を中心に家屋の消毒を実施。さらに、侵入経路を塞ぎ、再発予防の措置を講じました。

■Before

【動画】イタチが天井裏にいる様子
設置したカメラには、イタチがその特徴的な長い胴体で屋根裏を動き回る様子が映っています。

■After

【動画】イタチ捕獲
捕獲器にかかったイタチは可愛らしい外見をしているものの、こちらを威嚇したり動き回ったりと時折獰猛な様子を見せます。


【動画】捕獲されたイタチ

イタチの駆除や防除に関してお困りの方は、ぜひ防除研究所にご相談ください。

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まとめ

イタチを自力で追い出す方法としては、燻煙剤や超音波、強いニオイを活用する方法などがあります。また、侵入経路を塞ぐことや食物の管理も予防策として有効です。

しかし、再発や被害拡大のリスクが高いため、自力駆除は難しく、場合によっては専門業者への依頼が必要です。

もし駆除に不安がある場合や確実な解決を目指すなら、早めに専門業者に相談し、適切な対応を受けることをおすすめします。