鳩が嫌がる音とは?
鳩が嫌がる音は、大きく分けて「突発的な大きな音(爆音・警報音など)」と、鳩が本能的に危険を感じ取る「警戒声・捕食者音などの生物音」の2種類に分類されます。
生物音の代表例が、警戒声(アラームコール)、ディストレスコール、捕食者音です。ディストレスコールとは、鳥や野生動物が襲われたり捕獲されたりした際に発する苦痛の鳴き声のことで、捕食者音はワシやフクロウなど天敵の鳴き声を指します。
ただし、鳩は本来、音よりもにおいに反応しやすい生き物です。特に都市部の公園などに生息する鳩は、日常的に騒音や人の気配に慣れているため、音だけでの忌避効果は限定的になりやすい点に注意が必要です。実際に、建物の奥に入り込んだ鳩を追い出す際には、においのあるスプレーが使われることもあります。
音を活用する場合は、警報音やディストレスコールを組み合わせて再生するタイプの製品が適しています。設置する際は、鳩が完全に定着してしまう前の早い段階で使用することが、効果を発揮させるポイントです。
なお、「超音波を使えば鳩を追い払える」と考える方も少なくありませんが、これは誤解です。鳥の可聴域は人間よりも狭く、人に聞こえない2万ヘルツ以上の超音波を聞き取れないため、超音波を出しても追い払う効果はないとされています。
鳩の追い出しに音は効果的でない?その理由
音を使って鳩を追い出そうとしても、期待したほどの効果が得られないケースは少なくありません。その理由の一つが、鳩がすぐに音に慣れてしまう点です。同じ音を繰り返し流していると、鳩は次第に危険性がないと学習し、警戒しなくなってしまいます。
また、音による鳩対策は、実際に効果を発揮するグッズ自体が少ないという課題もあります。市販の忌避グッズの中には、謳われているほどの効果を実感できないものも多く、対策として過度に期待するのは禁物です。
さらに、大音量の音を鳴らし続けることで、近隣に騒音公害が及んでしまうリスクも見過ごせません。マンションや住宅密集地では、鳩対策のつもりが近隣トラブルへと発展しかねないため、注意が必要です。
こうした理由から、音による対策だけに頼るのではなく、他の方法と組み合わせて対策を行うことが望ましいと言えます。
鳩の追い出しにおすすめの方法
鳩を追い出す方法には、自力で手軽に試せる対策から、専門的な技術が必要な本格的な工事までさまざまな種類があります。ここでは、代表的な6つの方法を紹介します。
CDを吊るす
軒下や木の枝にヒモでCDを吊るす方法は、手軽に試せる鳩対策として知られています。風に揺られたCDの円盤面が陽光を反射してキラキラと輝くため、鳩にとって見慣れない虹色の光となり、警戒して近づかなくなるのです。
ただし、この方法の効果は長続きしません。最初は怖がって近寄らなかった鳩も、光っているだけで危険がないとわかると、次第にもとの場所へ戻ってきてしまいます。そのため、CDを吊るす対策はあくまで応急処置として捉え、他の対策と併用することをおすすめします。
剣山を置く
窓の手すり部分や室外機の上部に剣山、いわゆる防鳥スパイクを設置する方法も効果的です。鳩が着地しようとしても足場が確保できず、居付くことができなくなるため、巣を作られにくくなります。
特に金属製の剣山であれば耐久性が高く、鳩を寄せ付けない効果が期待できます。ただし、設置場所や本数を誤ると隙間から侵入されてしまうこともあるため、効果をしっかりと発揮させるには、プロに依頼するのがおすすめです。
剣山を選ぶ際は、鳩の足のサイズに合わせて針の間隔が適切なものを選ぶことも、効果を高めるポイントの一つです。
ネットを設置する
ベランダや軒下にネットを張り巡らせる方法は、物理的に鳩の侵入経路を塞ぐことができるため、フンによる被害や営巣行動を防ぐのに有効です。
ただし、隙間なく正しく施工しなければ十分な効果は期待できません。ネットの選び方から取り付けまで専門的な知識が求められるため、施工はプロに依頼したほうが確実です。
網目のサイズが大きすぎると鳩がすり抜けてしまうこともあるため、設置前にサイズをしっかり確認しておきましょう。
電気ショックの装置を置く
屋根上や手すり部分など鳩が寄り付きやすい場所にワイヤーを巡らせ、鳩が触れると電気ショックを与える装置を設置する方法もあります。
この対策は、鳩に「このエリアに近づくと攻撃される」と認識させることで、設置箇所周辺に近づかなくなる仕組みです。多くの場合、1~2回程度の電気ショックを受けるだけで鳩は寄り付かなくなります。
なお、感電のリスクを避けるためにも、設置は専門業者に依頼しましょう。配線の劣化や設置場所の誤りは事故につながるおそれもあるため、自己判断での設置は避けたほうが安心です。
忌避剤を使用する
ベランダや室外機周りなど鳩が寄り付きやすい場所に忌避剤を使用し、鳩を追い払う方法もあります。忌避剤には、スプレータイプ・固形タイプ・ジェルタイプの3種類があり、設置場所や状況に応じて使い分けられます。
一方で、すでに鳩の巣がある場合や大量のフンがある場合、群れが棲みついてしまっている場合は、忌避剤だけでは十分な効果を得られません。そうしたケースでは、ネットの設置や電気ショック式の装置の導入など、他の対策と組み合わせる必要があります。
また、雨風にさらされると効果が薄れやすいため、定期的な交換や塗り直しも必要になります。
プロに相談する
鳩が居着き始めたごく初期の段階であれば、これまで紹介したような方法で自力での解決も可能です。しかし、巣作りが進んでしまったり被害が広範囲に及んだりした場合、確実に鳩を追い払うにはプロの技術が欠かせません。
被害が大きくなればなるほど対策の手間や費用も増えていくため、早めに専門業者へ相談することが大切です。業者によって対応範囲や保証内容は異なるため、複数社に見積もりを取って比較検討するのも一つの方法です。
鳩を駆除するなら防除研究所にご相談ください!
自力での対策に限界を感じたら、害獣駆除の専門家である防除研究所にご相談ください。
ネット張りやワイヤー張り、剣山式プロテクターの設置など、状況に応じた方法で鳩の追い出しを徹底して行います。あわせて、フンの清掃や消毒作業も実施するため、衛生面の不安も解消できます。
また、最長5年間(※)の保証付きにより、万が一再発しても追加料金は発生せず、再施工を依頼することが可能です。鳩の被害にお悩みの方は、ぜひ防除研究所へお問い合わせください。
※別の箇所で害獣が発生した場合は、別途費用をいただく場合もあります。詳しくは担当者にご相談ください。
まとめ
鳩が嫌がる音を使った対策は、爆音やディストレスコール、捕食者音などによって一時的に鳩を遠ざける効果が期待できるものの、慣れてしまうと効果が薄れるため、根本的な解決策とは言えません。CDの吊り下げや忌避剤の使用といった手軽な方法から、剣山やネットの設置、電気ショック式の装置といった本格的な対策まで、状況に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。
ご自身での対策に不安がある場合や、被害がすでに広がっている場合は、無理せず専門業者に相談しましょう。



