床下にネズミが棲みつくリスクとは?適切な駆除・予防法を解説

夜中に床下からゴソゴソと音がする、食材にかじられた跡がある——こんな状況に心当たりのある方は、床下にネズミが侵入している可能性があります。床下は暗く人目につかないため、ネズミにとって格好の住処になりやすい場所です。放置すると建物の損傷や感染症のリスクにつながるため、早めの対処が欠かせません。今回は、床下に潜むネズミの種類や駆除方法、予防策について解説します。


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床下にいるネズミはドブネズミ!

床下に発生するネズミの多くは「ドブネズミ」である可能性が高いとされています。ドブネズミの特徴や生態を正しく知ることが、効果的な駆除への第一歩です。

ドブネズミの特徴

ドブネズミは体長22~26cmほどの大型のネズミで、日本全国に広く分布しています。体毛は褐色と灰色が混ざり合ったような色をしており、腹部が白っぽいのが外見上の特徴です。

ドブネズミは特に湿度の高い場所を好み、床下だけでなく地下鉄の構内・下水路・河川付近にも多く生息します。床下に侵入したドブネズミはフンや尿を随所に残し、柱や断熱材をかじるため、放置すると深刻な被害に発展します。

また、ドブネズミは雑食性で、人間の食べ物や生ゴミを積極的に食べます。環境への適応能力が高く、新しい食べ物や場所にも臆せず近づく一方、気性が荒く追い詰められると人に噛みつくこともあります。

感染症のリスクがあるため、対処の際は必ず手袋を着用しましょう。

床下にいるネズミを放置しておくリスク

床下にネズミが棲みつくと、建物への損傷や健康被害などさまざまなリスクが生じます。

建物への被害

ネズミは前歯を削るためにあらゆるものをかじる習性があります。床下にネズミがいると床材や断熱材をかじられ、家全体の構造が徐々に弱体化するおそれがあります。

断熱材はネズミの巣材にもなりやすく、かじられると室温管理に支障をきたします。冬は冷気が床下から侵入しやすくなり、夏は外の熱が入り込みやすくなるため、住環境の快適さも損なわれます。

さらに、ネズミが電気配線やケーブルをかじるリスクも見逃せません。配線を損傷されると停電や通信障害が生じるほか、漏電・火災につながる危険性もあります。こうした被害は外見から発見しにくく、気づかないうちに深刻化するケースがあるため注意が必要です。

病気の被害

ネズミは体毛や糞尿を介してさまざまな病原菌を拡散します。床下にネズミがいる環境は感染症のリスクが高まるため、十分な警戒が必要です。

代表的な感染症として、レプトスピラ症、サルモネラ症、ハンタウイルス感染症があげられます。これらは食中毒症状や発熱、臓器障害を引き起こすことがあり、重症化すると命にかかわる場合もあります。

また、床下からネズミの鳴き声やかじる音が続くことで、睡眠の質の低下や精神的ストレスを招くことも少なくありません。身体的健康だけでなく精神面への影響も含め、ネズミの放置は決して軽視できません。

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床下にいるネズミを駆除する方法

床下のネズミを効果的に駆除するには、侵入経路の特定・駆除の実施・侵入口の封鎖という3つのステップが重要です。順を追って詳しく解説します。

1.ネズミの侵入経路を見つける

まず、ネズミがどこから入っているかを特定することが効率的な駆除の出発点です。ネズミが移動の際に残す痕跡は「ラットサイン」と呼ばれ、侵入経路を見つける重要な手がかりになります。

ラットサインには、壁や床についた黒い線状の汚れ・足跡・糞尿の痕跡・かじられた配線や建材などがあります。これらを丁寧に確認し、ネズミが頻繁に通る場所を絞り込みましょう。

主な侵入経路としては、玄関・窓の隙間、壁のひび割れ、排水管・通気口・換気扇、屋根や庇の隙間などがあげられます。床下の場合は基礎部分の亀裂や排水管まわりの隙間も要注意です。

2.駆除を行う

侵入経路が特定できたら、次は駆除グッズを仕掛けます。ネズミは常にエサを探し回るため、殺鼠剤(さっそざい)が有効です。殺鼠剤を侵入経路付近に設置することで確実に駆除できます。

粘着シートは小型のクマネズミには効果的ですが、体が大きく濡れている可能性のあるドブネズミには効きにくいことがあります。床下のドブネズミ対策には殺鼠剤を優先しましょう。

設置場所は壁際や暗い隅など、ネズミが通る場所が効果的です。素手で触ると人のニオイがついてネズミが警戒するため、手袋の着用は必須です。

3.侵入口を塞ぐ

駆除が済んだら、新たなネズミが入り込まないよう侵入口をしっかり封鎖します。ネズミは非常に小さな隙間からでも侵入できるため、壁の隙間・排水口まわり・配電盤付近・通気口もすべてチェックしましょう。

封鎖には金網・パテ・シーリング剤が使われます。金属素材を用いるとネズミがかじって広げることを防げるため特に効果的です。封鎖後は定期的に点検し、新たな隙間が生じていないか確認する習慣をつけることが再発防止につながります。

床下にネズミを侵入させない方法

駆除後も再び床下に侵入されないよう、日頃からの予防対策が大切です。ここでは、効果的な2つの方法を紹介します。

掃除をする

ゴミが溜まって汚れた場所はネズミの格好の隠れ家になります。家の内外を清潔に保ち、ネズミが住み着きにくい環境を整えることが基本の予防策です。

米・野菜・果物・ペットフードなどの食材はネズミに狙われやすいため、かじれない密封容器で保管しましょう。ダンボールや新聞紙はネズミの巣材になるため、不要なものはこまめに処分してください。

また、自宅周辺にネズミのエサになるものが放置されないよう、整理整頓を心がけることも大切です。

忌避剤や超音波装置を使う

忌避剤はネズミが嫌がる成分・匂いを放出し、近づけにくくするアイテムです。スプレータイプや設置タイプなど種類があり、床下や侵入経路付近に使用することで効果を発揮します。

超音波装置は人間には聞こえない高周波音でネズミに不快感を与えて撃退する仕組みです。ただし、これらは一時的な効果にとどまる場合もあるため、物理的な侵入口の封鎖と組み合わせることでより高い効果を得られます。

床下にいるネズミは防除研究所に任せよう!

「床下にいるネズミがいるかもしれない」「確実に駆除してもらいたい」という方は、防除研究所にご相談ください。侵入経路を明確に特定し、予算や建物の特性を踏まえた最適な施工を提案いたします。

施工後は写真・動画による効果測定の報告を実施し、再発防止にも徹底して対応いたします。最長5年間(※)の保証付きのため、万が一再発しても追加料金は不要です。

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※別の箇所で害獣が発生した場合は、別途費用をいただく場合もあります。詳しくは担当者にご相談ください。

まとめ

床下に潜むネズミはドブネズミである可能性が高く、建物の損傷や感染症リスクなど深刻な被害をもたらします。侵入経路の特定・駆除・侵入口の封鎖という3つのステップで対処し、日頃から清掃や忌避剤を活用した予防を心がけることが重要です。

自分での対処が難しいと感じたら、専門業者に早めに相談して確実に解決していきましょう。