鳩の巣は自力で撤去しても大丈夫?法律違反にならないよう対処する方法

自宅のベランダや軒下に鳩が巣を作ってしまい、駆除したいものの、どのように対処すればよいのか分からず困っている方は少なくありません。マンションのベランダや戸建ての軒先など、場所によって対応が変わるのではと不安に感じる方もいるでしょう。 実は、鳩の巣の駆除には知っておくべき法律上のルールがあり、正しい手順を踏まなければ思わぬトラブルに発展する可能性もあります。 自己流で対応してしまい、後から法律違反だったと気づくケースも少なくないため、正しい知識を身に付けた上で行動することが大切です。今回は、鳩の巣の駆除方法や撤去後に取るべき対策について解説します。


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鳩の巣は撤去しても問題ない?

鳩の巣を撤去する行為自体は、基本的に法律違反にはなりません。ただし、巣の中に鳩の卵やヒナがいる場合は話が別です。

鳩を含む野鳥やその卵は「鳥獣保護管理法(正式名称:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)」によって保護されており、無断で卵やヒナがある巣を撤去すると、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科される可能性があります。

つまり、撤去してよいかどうかは巣そのものではなく、中身の状態によって判断が変わるということです。そのため、巣を撤去する前には必ず中の状態を確認し、慎重に対応することが大切です。

出典:e-Gov法令検索「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(第三章第一節、第六章第八十三条)

鳩の巣を放置することによる被害

鳩の巣をそのままにしておくと、建物や健康面でさまざまな被害が想定されるため、早めの対処が欠かせません。ここでは代表的な4つの被害について詳しく見ていきましょう。

フンによる建物・設備へのダメージ

鳩のフンは強い酸性を持っており、建物の外壁や金属部分に付着すると腐食や劣化を引き起こします。石材やコンクリートに染み込んだフンは、乾燥すると硬化して除去が難しくなる点にも注意が必要です。

また、太陽光パネルの下に巣を作られた場合、羽根やフンが機器の内部に入り込むことで故障や発電効率の低下を招くほか、配線ケーブルを鳩につつかれて破損するおそれもあります。

設備トラブルは修理費用がかさむことも多いため、早期発見が重要です。

フンが原因となる感染症リスク

鳩のフンには、クリプトコッカス菌やオウム病クラミジア、トキソプラズマ、鳥インフルエンザウイルスなど、人に感染するおそれのある病原体が含まれている場合があります。

特に、子どもや高齢者、持病のある方は感染すると重症化する場合があるため、十分な注意が必要です。ベランダや窓の近くに巣がある場合は、フンが乾燥して舞い上がった粉じんを吸い込まないよう、換気や掃除の際にも注意しましょう。

ダニ・害虫の発生

野生の鳩には、ノミやダニ、シラミといった寄生虫が付着していることが多く、鳩が住み着くことでこれらの害虫が自宅にも持ち込まれてしまいます。その結果、人やペットが刺されてかゆみや皮膚炎に悩まされるケースも少なくありません。

さらに、鳩のフンを餌とするゴキブリなどの害虫も集まりやすくなり、二次的な被害が発生することもあります。放置期間が長くなるほど被害が広がりやすい点も覚えておきましょう。

帰巣本能による被害の長期化・拡大

鳩は帰巣本能と縄張り意識が非常に強いため、一度巣を作られると追い払っても同じ場所へ戻ってくることがあります。そのまま放置すると繁殖を繰り返し、騒音やフンによる被害が長期化・拡大するおそれがあります。

鳩は年間4~6回繁殖するとされ、孵化から巣立ちまでは約1~1.5か月です。巣を撤去しても再び戻ってくる可能性があるため、撤去だけで終わらせるのではなく、再発防止対策まで含めて対応することが重要です。

鳩の巣を撤去する方法

鳩の巣を撤去する際は、違法行為にならないよう注意しながら、確実な方法で作業を進める必要があります。ここでは、撤去前の確認事項から具体的な手順について解説します。

撤去前に確認すべき法律上のルール

前述の通り、鳩は鳥獣保護管理法によって保護されており、巣の中に卵やヒナがいる状態で撤去してしまうと法律違反となり、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科される可能性があります。

一方で、卵やヒナがいない空の巣であれば、許可を取らずに撤去しても違法にはなりません。もし卵やヒナがいる場合は、ヒナが巣立つのを待つか、自治体に捕獲許可を申請した上で対応するようにしましょう。

自己判断で作業を進めず、少しでも迷った場合は自治体や専門業者に相談すると安心です。

自分で撤去する際の準備と手順

自分で鳩の巣を撤去する場合は、ゴム手袋や不織布マスク、ゴーグル、長袖・長ズボンを着用して肌の露出を防ぎ、家の窓もしっかり閉めておくことが大切です。乾燥したフンが舞い上がらないよう、作業前に巣とフンに水をかけて十分に湿らせてから取りかかりましょう。

ほうきなどの棒を使って巣を取り除いた後は、周辺のフンをエタノール消毒液で拭き取り、水で洗い流してから再度消毒します。

使用したマスクや手袋などはゴミ袋に密閉して廃棄しましょう。作業中は素手で巣やフンに触れないよう、最後まで注意を怠らないことが大切です。

鳩の巣を撤去した後にやるべきこと

鳩は一度安全だと判断した場所を覚えており、巣を撤去しただけでは再び同じ場所に巣を作られてしまう可能性があります。そのため、撤去して終わりにせず、再発防止まで見据えた対策が欠かせません。

室外機の周辺にできた隙間を塞いだり、餌になるものを周囲に置かないようにしたりして、鳩が寄り付きにくい環境を整えることが大切です。

自分で鳩の巣を駆除するのが難しい場合は業者への依頼がおすすめ

巣の中に卵やヒナがいる場合や、高所での作業が必要な場合、フンがすでに大量に蓄積している場合は、法的リスクや衛生面でのリスクを避けるためにも専門業者への依頼がおすすめです。

防除研究所では、法律に基づいた適切な対応はもちろん、侵入経路をしっかりと見極めた上で、建物の状況やご予算に応じた施工方法をご提案いたします。巣の撤去からフンの清掃・消毒、防鳥ネットの設置まで一貫して対応いたしますので、安心してお任せいただけます。

また、施工後には写真や動画による報告を行っておりますので、駆除がきちんと完了しているかをお客様ご自身の目でご確認いただけます。

さらに、最長5年間(※)の保証を設けているため、万が一再発した場合でも追加費用のご負担なく再施工いたします。

鳩の巣の再発でお悩みの方は、防除研究所へお気軽にご相談ください。

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※別の箇所で害獣が発生した場合は、別途費用をいただく場合もあります。詳しくは担当者にご相談ください。

まとめ

鳩の巣は、中に卵やヒナがいなければ撤去しても法律違反にはなりませんが、鳥獣保護管理法によって保護されているため、状態をよく確認した上で対応することが欠かせません。

放置すると建物への被害や感染症のリスクが高まるだけでなく、鳩の帰巣本能によって被害が繰り返し拡大するおそれもあるため、早めの対処が重要です。

撤去後も隙間封鎖や防鳥グッズの設置といった対策を続けることで、再び鳩に巣を作られるリスクを大きく減らせます。特にマンションのベランダや戸建ての軒下など、鳩が居着きやすい場所ほど継続的な対策が欠かせません。自分での対応が難しいと感じた場合や、確実に再発を防ぎたい場合は、専門業者に相談しながら、鳩の巣対策を進めていきましょう。