イタチの巣の特徴
イタチの巣穴は、入り口の直径が数センチ程度と小さいことが特徴です。野生のイタチは天敵から身を隠すため、草むらや石の下、腐った木の間など目立たない場所を選んで巣を作ります。また、1つの巣に複数の出入り口を設ける習性があり、外敵に襲われた際にすぐ逃げられるようにしています。
一方で、イタチは人間の生活環境にも適応しており、家の屋根裏や床下、物置の隙間などに巣を作ることも珍しくありません。庭で見慣れない穴やイタチの姿を目にした場合は、すでに住居周辺に巣が作られている可能性も考えられます。
イタチの巣があると起こるかもしれないこと
イタチの巣を放置していると、さまざまな被害につながるおそれがあります。代表的な被害例を見ていきましょう。
イタチは同じ場所で繰り返し排泄する習性があるため、糞尿による悪臭や建物の腐食が進行することがあります。また、庭で犬や猫などのペットや鶏などの家畜を飼育している場合、イタチに襲われて怪我をしてしまうケースも少なくありません。
さらに、家の中に保管している食料品を食い荒らされたり、家具や家電をかじられて破損したりする被害も考えられます。加えて、イタチは病原体を保有していることがあり、糞尿やダニ・ノミを介して感染症にかかるおそれもあるため、早めの対処が欠かせません。
イタチの巣を見つけたときの対処法
イタチは鳥獣保護管理法により保護された動物であり、行政の許可を得ずに捕獲や殺傷をすることは法律で禁止されています。違反した場合は1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されるおそれがあるため注意が必要です。
ただし、忌避剤を使ってイタチを追い払ったり、侵入経路を塞いだりする対策であれば、許可なしで行えます。ここでは、イタチの巣を見つけた際に実施できる具体的な対処法を紹介します。
※参照:
環境省「鳥獣の違法捕獲の防止」
大阪市「有害鳥獣の捕獲許可の手続き」
光やニオイでイタチを追い出す
イタチは強い光を苦手とするため、屋根裏など巣のある場所にLEDライトや点滅するイルミネーション、アルミホイルなどを設置すると効果的です。
また、イタチは嗅覚が非常に発達している動物でもあるため、ハッカ油や木酢液、クレゾール石鹸液などを巣の周辺に置いたり、布に染み込ませて散布したりすることで追い出しやすくなります。
巣やフンを清掃・消毒する
イタチが使用していた巣やフンには、病原菌やダニ・ノミが大量に付着していることがあります。掃除をする際は防護服や手袋、マスクを着用した上で丁寧に取り除き、次亜塩素酸ナトリウムなどでしっかりと消毒することが重要です。
また、フンが繰り返し溜められた場所は木材が腐食しやすくなっているため、傷み具合を確認し、必要に応じて修繕や断熱材の交換も検討しましょう。
侵入口を封鎖する
イタチは、直径3cm程度、500円玉大の隙間さえあれば侵入できてしまいます。そのため、イタチを追い出したことを確認したら、床下通気口や屋根瓦の継ぎ目、外壁のひび割れなど、家全体の侵入口を細かく点検しましょう。
見つかった隙間はパンチングメタルや金網など強度の高い素材で塞ぎ、釘やコーキングでしっかりと固定することで再侵入を防げます。
捕獲が必要な場合は自治体に申請する
追い出しや侵入口の封鎖だけでは解決しない場合、捕獲が必要になることもあります。
その際は、自治体の環境課や農政課などの窓口で「有害鳥獣捕獲許可申請」を行いましょう。自治体によっては、許可申請後に捕獲器を貸し出している場合があります。
捕獲後の処分については自治体の指示に従い、家主自身が責任をもって対応するか、行政の職員や委託業者に処分を依頼する必要があります。
イタチに巣を作らせないための方法
一度追い出しても、環境が変わらなければ再びイタチに巣を作られてしまう可能性があります。ここでは、イタチを寄せ付けないための対策を解説します。
エサになるものを管理する
イタチは雑食性で、生ゴミから肉類、果実まで幅広く食べる動物です。そのため、生ゴミはフタ付きの密閉容器で管理することが大切です。ペットのエサは食べ終わったらすぐに片付け、家庭菜園で落ちた果実などもこまめに回収しておきましょう。
また、ネズミや鳩、雀といった小動物もイタチのエサとなるため、これらを寄せ付けないための対策も欠かせません。ネズミ駆除やベランダへの反射板設置など、イタチのエサとなる動物への対策を合わせて行うことで、より効果的にイタチを寄せ付けにくい環境を作れます。
関連記事:イタチが好きな食べ物とは?食べ物に関する被害や対策方法も解説
隠れ場所となる環境を整備する
イタチは身を隠しながら行動する習性があるため、隠れ場所をなくすことも効果的な対策の一つです。庭の草刈りや、落ち葉・不用品の撤去を定期的に行い、見通しのよい庭を作ることは、イタチにとって居心地の悪い環境づくりにもつながります。
さらに、屋根にかかるほど伸びた庭木は剪定し、雨樋や庭木を伝って屋根へ侵入するルートを断っておくことも、再発防止につながる重要なポイントです。
侵入できる隙間をなくす
イタチは500円玉大、3cm程度の隙間があれば侵入できてしまうため、床下通気口や屋根の隙間、エアコン配管の引き込み穴、縁の下など、家全体を細かく点検しておく必要があります。穴が見つかった場合は、パンチングメタルや金網で塞ぎましょう。
柔らかい素材はイタチに破られてしまう可能性があるため、封鎖には強度の高い金属素材を使用し、釘やコーキングでしっかりと固定することがポイントです。
イタチの被害に遭った場合は防除研究所にご相談ください
庭にイタチが棲みついているかもしれない、イタチの被害に悩まされているという方は、ぜひ防除研究所にご相談ください。防除研究所では、単にイタチを駆除するだけでなく「害獣を寄せ付けない空間を作る」ことを重視したサービスを提供しています。
まず侵入経路を明確に特定した上で、予算や建物の特性を踏まえながら、お客様一人ひとりに最適な施工方法を提案します。また、施工後には二次被害が生じていないかを写真や動画を添えて報告する効果測定を行うため、害獣がしっかりと駆除されているかをご自身の目で確認できるのも安心なポイントです。
さらに、施工内容に応じて最長5年間(※)の保証が付いており、保証期間内に同じ箇所で被害が再発した場合は無償で再施工いたします。
イタチの被害でお困りの際は、経験豊富な防除研究所に一度ご相談ください。
※別の箇所で害獣が発生した場合は、別途費用をいただく場合があります。詳しくは担当者にご相談ください。
まとめ
イタチの巣は、草むらや石の下といった屋外だけでなく、屋根裏や床下など住居周辺にも作られることがあり、放置すると悪臭や建物の傷み、感染症などさまざまな被害につながるおそれがあります。巣を見つけた際は、法律で保護された動物であることを踏まえた上で、光やニオイによる追い出しや侵入口の封鎖といった正しい方法で対処することが大切です。
また、エサとなるものの管理や隠れ場所の除去など、日頃からイタチを寄せ付けない環境づくりを心がけることが大切です。庭や住まいをイタチの被害から守っていきましょう。



