2019年3月8日金曜日17時36分から テレビ朝日 スーパーJチャンネル 特集にボウケン出演 全国放送 中部、関西地区は放送されません。 緊急ニュースが入った場合は変更する場合があります。

内容

◆迷惑動物バスターVSヌートリア
岐阜県・濃尾平野を流れる犀川。この美しい川が、今、ある危機に直面している。大切に育てた農作物には、無残にかじられた跡。被害はダイコンだけでなく、キャベツやカボチャにも・・・。
その被害額は、岐阜県だけでも700万円を超えている。長年にわたって、地元の農家を悩ませているのは、特定外来生物のヌートリアだ。ヌートリアは、南米原産のネズミの仲間。するどい前歯を持ち、農作物を食い荒らす貪欲さ。
そして旺盛な繁殖力で生息エリアを拡大するのが特徴だ。増え続けるヌートリアに歯止めをかけようと立ち上がったのが、「防除研究所」。これまでにも地元の自治体の依頼を受け、ヌートリアを捕獲してきた実績がある迷惑動物バスターだ。

◆農家や川岸に被害が・・・ヌートリア多数の痕跡
まずは、周辺を調査。ヌートリアが通る上り口を発見。この近くで作業をしていた柿農家の男性に話を聞くとかまれたところから枯れてしまうという被害がでており、土手のすぐそばに、ポッコリと開いた直径30センチほどの穴。
しかも川岸には、無数の巣穴も。この巣穴が地面の下に張り巡らされることで、地盤が緩くなってしまい、水害の被害を及ぼす可能性がある。午後4時。作戦開始。謎の粉を、数カ所にまき、いったん静観。そして再び現場を訪れたのは、夜9時すぎ。
青白く光っているのが、ヌートリアの通った痕跡だ。昼間まいた粉は蛍光剤で、ヌートリアの足や体に付着すると、ブラックライトに反応。その行動範囲を浮かび上がらすことが出来る。

◆新作戦“浮島大作戦”決行!果たして結果は―
蛍光剤により、ヌートリアの行動範囲は把握ずみ。そこで用意されたのがハコワナだ。過去にもヌートリアを捕獲してきたハコワナを川岸に11台設置。それだけでなく暗闇でも映るカメラを4台配置し監視する。
一夜明け、監視カメラを確認すると、手前のエサだけを口にし、逃げられてしまった。他のハコワナの映像でも、近くに姿を見せているが、中には入ろうとしていない。そこで・・・新たな試みが!“浮島大作戦”。
夕刻、スタッフを2人増員し、新たな仕掛けを作り始めた!ハコワナを板の上に乗せ、川の中央部に浮かべているだけ。この浮島大作戦で、ヌートリアを捕獲できるのか?

驚異的な繁殖力で数を増やすヌートリア。
人間とヌートリアとの知恵比べはまだまだ続く。