農水省が、豚コレラウイルスが野鳥や小動物によって広がるケースがあるとして、豚舎や飼料の保管場所に入り込まないよう、注意を促している。近距離の汚染拡大では、鳥やネズミなどが野外の汚染ふんなどに触れて、持ち込むことがあるという。

豚コレラは豚とイノシシが感染する病気で、人や鳥などにはうつらない。ただ、感染した野生イノシシのふんなどが付着するなどして、ウイルスが農場に持ち込まれる恐れがある。

対策は農場に野生動物が侵入しないためのフェンスに加え、鳥類などが入り込まないようにネットが有効だ。豚舎や飼料置き場に入り込まないよう確認し、補修が必要な場合は適切に処理することが重要とする。

野生動物が近寄りにくくなるように豚舎周囲を清掃し、整理整頓することで、侵入があった場合でもすぐに対応しやすくなる。

 

 

 

日本農業新聞より引用